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(活動番号は「活動一覧③」「活動一覧②」「活動一覧①」よりご参照ください)
※現在編集中のため、2021年7月までUP中
2021.07.14PM
◆立川市立松中小学校 巡回指導教員研修
◆講演60分、事例検討60分
◆『ゲーム依存・ネット依存』
***
三木、初川2人で行ってきました。
三木からゲーム・ネット依存の講演と、2人で事例検討への助言を行いました。
松中小学校の巡回指導教員研修は今回で3回目でした(いつもありがとうございます!)。
講演では、ゲームやネットとの付き合い方、ルールの作り方のコツ、発達特性との関係などをお伝えし、
事例検討では、学校から配布されているタブレットPCとの付き合い方に課題のあるお子さんへの対応について検討しました。
ゲームやネット依存そのものを何とかすることに注力するというよりも、その子が困っていることを見抜いて、足りないスキルを習得しやすくする仕組み・仕掛けを作る。
そうしたことをお伝えしてきました。
さて、今日から8月末まで、多くの学校に訪問してお仕事することになっています。それぞれの出会いを楽しみにしています。
2021.07.08
みつばち配信7月号
「障害者雇用」
今月はいつもと雰囲気が違い、はっきりとしたテーマを掲げてお話しました。ご視聴・コメントいただきありがとうございました。
三木にとってのホットトピック「障害者雇用」。
ちょうど三木が日本理化学工業さんに見学に行き、知的障害の方が多く働く企業の考え方や実際を目の当たりにし、社長さんの熱さにふれたところから話を始めました。
「障害者雇用が福祉的な文脈で語られるのはおかしい」という三木の思いを発端として、三木がさまざまな企業の取り組みや日本の現状を調べたり視察したりしながら見えてきたこと。
障害者雇用、その中でも知的障害者の雇用における、障害特性とその生かし方の実際。
企業側のメリットとは。
三木の思いも、そして日本理化学工業さんの理念も熱く伝わる60分です。
*アーカイブはこちら:https://fb.watch/6CNG0sWLMl/
2021.06.15PM
◆世田谷区特別支援教室巡回指導教員ブロック研修@世田谷区立尾山台小学校
◆講演 120分
◆『発達障害の子どもを持つ保護者を支えるために教員が出来ること』
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上記テーマで今年度最初の学校現場に赴いての講演を行いました。今回は三木・初川2人でお伺いしました。
私たちみつばちは、実践家としての色合いが強いので、日々実践されている先生方向けということもあり、テーマに基づき集まった事前質問にお答えする形で進行しました。コロナ禍なので、zoomで各校の先生方とを繋いでの開催。さながら、毎月のみつばち配信のような、ラジオ風に三木と初川のそれぞれの視点から思うことをお伝えしてきました。
特に興味が集まったのは、特別支援教室を利用する子たちのその後の進路に関して。さまざまな進路を選びやすくなってきた昨今ですが、特性のある子どもたちがどう育ちゆくのかについて、みつばち2人の経験をもとにお話ししました。
その他、保護者との関係の作り方、検査フィードバック、医療との関わりなどの話題、質疑応答を扱いました。
三木と初川、それぞれの視点や考え方の同じところ違うところが鮮やかに表れた会となりました。私たちもとても楽しかったです。
2021.06.10
みつばち配信6月号
《ゆるすこと》
上記タイトルでライブ配信を行いました。ご視聴、コメントありがとうございました!
コメントたくさんいただき、とっても嬉しいです。
さて、ゆるすこと。
いざこざは「ごめんなさい」「いいよ」で終わったことにすると幼い頃には言われましたが、ゆるせないことと出会ったときに、自分のゆるしたくなさをどうしたらいいのか。そこをしっかりと学ぶ機会はないかもしれないけど、大人として思うところってどんなところか。
ゆるせない自分をゆるすこと、ゆるすとは頭で理解することではなく、ゆるすと腹落ちすること(からだ、反応レベルの話?)。でも、ゆるせないと思っている相手に対しても、「人としては悪い人じゃないんだよなぁ」とゆるせない面以外も見えるようになること。視野が広がり世界が広がること。自分の知っている世界は狭いのだとしておくこと。
子ども~大人という発達軸だけでなく、自分の気持ちとの付き合い方、そして、昨今の問題解決色強めの風潮とは違う、ざらざらしたままを抱えていること。それも大事なのでは…。
など、《ゆるすこと》を起点にさまざまゆるりと話をしました。楽しかったです!
動画アーカイブはこちら
2021.04.29
みつばち配信4月号
一緒に「いる」ことの意味
上記タイトルで配信を行いました。ご視聴いただいた皆さま、コメントいただいた皆さまありがとうございました!
・支援職の人がつい「何かをしてあげようとしてしまう」傾向があること
・子どもとただ一緒に「いる」って難しい…?
・一緒に「いる」を阻害するもの
・大人同士における一緒に「いる」について
・現代の家族って、個人化(個人のモード、「分人」化)が進んでいて、そもそも昔の家族とは違うかもしれない
といった話になりました。
うまく言葉でまとめられないのですが、予想してなかった話の展開に、個人的にはとても刺激的で興味深い時間となりました(よかったらぜひfacebookページよりアーカイブをご覧ください)。
2021.03.17AM
◆立川市立松中小学校 特別支援教室巡回指導教員研修
◆講演・事例検討 120分
◆『発達特性を持つ子の思春期/ギフテッドについて』
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上記のテーマで初川が講師を務めました。
10月に引き続き今年度2回目の訪問でした。ありがとうございます!
今回も講演と事例検討を行いました。
発達障害も非行もギフテッドも、環境(人的・社会的含む)によって、本人ないし周りの方々が困る構図があります。その視点を確認しつつ、どう捉えてどう対応するかをお伝えしました。
今回初めて「ギフテッド」についてもテーマとしました。なかなか興味を惹く話題だったので、また別の学校でもお話できればと思います。
今日の講演キーワードはこんな感じでした:
思春期、第二次性徴への混乱、自己理解、告知、友達とは、素行症、反抗挑戦症、心理社会的要因、ギフテッド、5つの過興奮性、発達の非同期性、得意を伸ばす、枠にはめる、環境調整としての受験
***
発達研修みつばちでは、来年度のご依頼をお受けしています。夏休み期間や3学期は毎年混み合います。どうぞお早めにお問い合わせください。
2021.03.09
みつばち配信3月号
《子育てについて、悩む》
3月9日夜、上記テーマにて行いました。ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました!
私たちみつばちが仕事で出会う保護者の方の語りから見えること、専門家の立場として思うこと。そして、一方で、初川は子育て真っ最中なので、母として思うこと。
あきらめること、子どもは親とは違う存在であること。環境による影響(きょうだい、苗字の影響?)。「ちゃんとする」のちゃんとって何…。
子育ての実際を「語る」こと、それで客観視して距離を取ること。
そんなことが話題に上がりました。
2021.02.03
みつばち配信2月号
《ゆるいつながり・よわいつながり》
上記テーマでの配信終了しました!ご参加いただいた皆さま、コメントいただきました皆さまどうもありがとうございました。
何度となく扱ってきている「つながり方」。
その深さ、ゆるさ、よわさについていろいろと話をしてみました。
どうして深くつながりたくなるのか。
その手段として言葉を使うときの、その暴力性や支配性。
言わなくても相手を信用できる人間観。
わかりあえないとあきらめること。
それでもつながりたいという純粋な思い。
ここ最近話題のclubhouseから思うつながり方、雑談の大切さ。
類似性が魅力?でも差異があってこその類似性。
などなど、ゆるく広く話が展開しました。
2021.01.27PM
◆中野区 小教研 学校保健研究部
◆講演・75分
◆『コロナ禍の学校メンタルヘルス』
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2021年最初の出張みつばち活動は初川1人で行ってまいりました。
中野区の小学校の養護の先生方の研究会にて、『コロナ禍の学校メンタルヘルス』について講演いたしました。
昨年6月に出版された東洋館出版社編『ポスト・コロナショックの学校で教員が考えておきたいこと』に初川はコロナ関連いじめについて分担執筆しましたが、そのご縁もあり、コロナ関連のお題でお声かけいただきました。
*
感染対策に細心の注意を払い、子どもたちの体調管理もされる養護の先生へ、[現在地の確認]と、子どもたち・保護者・先生方向けに出来ることの確認、そして、みつばちの考える[大切なこと]をお伝えしました。
コロナをきっかけに、それぞれの子どもや家庭が抱える状況に、子どもたちや保護者がお互いに思いを馳せることが出来たら。
感染予防だけではなく、そのあたりも含めた対応について話題提供させていただきました。
2021.01.11
みつばち主催オンラインイベント
「普通」の外側~食べることと出すこと~
ゲスト:文学紹介者 頭木弘樹さん、人類学者 磯野真穂さん
1月10日、みつばち主催オンラインイベントとして上記を開催しました。
ご参加くださった皆さまありがとうございました。
食べることにとる同調圧力の可視化。
出すことの社会的営みと時代による意味づけの変化。
病を持つ方へのつながり方。
気を配る、反省することで逆に生まれてしまう距離。
多様性疲れ。
食べることの持つ食べること以外の意味。
出すとすっきりするのはなぜか。
食べること・出すことという切り口から他者との繋がり方まで広く話題が展開した、あっという間の3時間でした!
今後もみつばちではこのような「考えるヒント・視点」を提供するような企画を出来たらと思います。
2020.12.10
みつばち配信12月号
《言語化のいいところ・わるいところ》
10日夜、久しぶりのみつばち配信、終了しました!
今回は皆さまに多数のご興味持っていただき、コメントたくさんありがとうございました。
テーマを設定した際には、言語化の悪いところを深掘りしてみたいと考えていましたが、そこが意外とやってみると難しかったこと。
言語化って何を言語にしたら言語化なのか。
言語化は何のためにしているのか。
完全にはわかりあえないからこそ、わかりあうプロセスの持つ意味。
10伝えたいと思うみつばち2人のアプローチの違い。
*
配信中もお伝えしておりましたが、いつもと違ってなぜかコメントが自動更新されなくてなかなか話に反映できずすみませんでした。今、改めてコメント拝読するに、皆さまがいろいろ考えてくださったこと、とても嬉しく思います。
2020年みつばちが2人そろって皆さまの前に出るのは今日の配信がラストのようです。一年間どうもありがとうございました。まさか配信を始めるとは一年前にはまったく思いもよりませんでした…!
2020.10.20
みつばち配信10月号
《いろんな学びを深掘りして考えてみた》
三木渾身のテーマ《いろんな学びを深掘りして考えてみた》。
ここ最近の学びにおける気づきや、教える側に立ってみての気づきをもとに話を展開しました。ご視聴くださった皆さま、ありがとうございました!
ゆるりとした話ではないですが、学ぶことが大好きな(しかし学び方は対照的な)2人の、学んだことをどう捉えるか(学びのメタ認知)について思うことを話しています。動画のアーカイブが残っているので、ご興味ある方はどうぞご覧ください。
その中でも話が出た、大学の学部生(発達障害ってどんなものか、状態像がピンとこない方々)向けに実施した、一般向けオンラインセミナーをみつばちのイベントとして出来たら面白そうだなと思っています。
2020.10.15PM
◆立川市立松中小学校
◆特別支援教室巡回指導教員研修・120分
◆『発達特性のある保護者への対応』
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今回は初川1人で行ってまいりました。
みつばちにとっては、特別支援教室(巡回指導)の先生方の研修会の講師を初めて務めました。
巡回の先生方のみの少人数だったので、司会の先生のファシリテートのもと、最初に初川含め参加者全員自己紹介をしました。お題は「コロナになって得たもの」。コロナの話だと共感しやすい面も多く、素敵なアイスブレイクのひとときでした。
そして初川から、表題のテーマでミニレクチャー(講演)をして、事前にいただいていたケースで具体的にケーススタディを2事例行いました。
保護者をどう理解するか、実際どんなふうに保護者と話してゆくか、役割分担どうするか、小学校だけでなく中学以降を見据えた時に必要な情報などを中心にコメントしました。
最初のアイスブレイクもあって、ざっくばらんに和気藹々としたケース検討となりました。(楽しかったです!)。
***
みつばちでは、事例検討形式の研修会も喜んでお引き受けいたします。お問い合わせお待ちしています。
2020.09.20
みつばち配信9月号
『頭から離れないこと・頭に留めておきたいこと』
リニューアル第2回目は上記のテーマで行いました。ご視聴いただいた皆さま、ありがとうございました。
・頭に留めておきたいことを留めておこうとすると記憶容量はあふれるのか?
・現代は言語化することに力点が置かれすぎ?
・言葉にすればなんでもわかりあえると思っている節がある?
・「頭から離れないこと」と付き合う方法って?
などの話題が出ました。
「頭から離れないこと」をどうにかしたくなったとき、「ぼーっと集中しながらサーフィン(自然+スポーツ)見る」という三木のコーピング、そして、初川が使う「某決まり文句を言う」というコーピング。よかったらぜひお試しいただき、ご感想お待ちしております(笑)。
2020.09.02PM
◆練馬区立北原小学校
◆特別支援教育研修・75分
◆『「勉強が苦手な子」への支援〜事例・実践をまじえて〜』
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北原小学校での教員研修は2年ぶり2回目です(ありがとうございます!)。
今回は「勉強が苦手な子」への支援ということで、さまざまある「勉強が苦手」の背景から、それぞれの手立てまでお伝えしました。
こちらの学校は学習障害(読み書き障害)への支援がとても手厚く、担任された先生方がクリエイティブに支援を作られ、また良き支援は脈々と受け継がれています。つまずきの見つけ方や関係機関との連携の実際、そして診断が下りる以前からのさまざまな場面での支援の実際を、歴代の先生方からシェアしていただきました。
例えば、板書を写す際/宿題(特に漢字)への対応/学期末の漢字50問テスト/音読の宿題/単元ごとのテストへの対応…かなり具体的なシェアがされました。
そして、「クラスメートにどう説明するか」についてどのような授業を実践されたのかまで話は及びました。その中で担任の先生がおっしゃっていたことで印象的だったのは、「『障害』という文脈で話すと、その子が障害のある子となってしまう(クラスメートからもレッテルを貼られてしまう)。そうではなくて、例えば、ピアノの楽譜を渡されてすぐに弾けないことについて「なんでお前は弾けないんだ!」って普通は言わないように、その子の苦手なところとしてクラスの子には受け止めてもらいたい。障害ではない文脈で、その子やお互いの理解が深まるように、そこだけは特に配慮した」ということ。
担任の先生の思いあふれるシェアに、他の先生方や私たちみつばちも思わず深く頷くような熱いメッセージでした。
***
みつばちからの知識的な話と共に、先生方の実践のシェアをして校内での支援の蓄積がより豊かになる時間となったのではと感じます。個人的には、〈クラスメートへの対応〉はどこの学校でもよく質問される事柄なので、そこの実際の話が伺えたことはとても勉強になりました。